2012年08月06日
第1回 本が私たちの手元へ届くまで
出版不況といわれる現在でも、書籍の出版点数、全国書店面積は、年々増加傾向にあります。その中で、顧客獲得のために書店で行われている取り組みにはとても興味深いものがあります。
このコラムでは、毎月一つの書店に絞って「静岡県内における本の今」を書店員の声を元に紹介していきます。
さまざまな視点で書店を紹介することにより、皆様の書店ライフ、本との付き合い方を今より少しでも豊かにするお手伝いができればと考えております。
と言いながら、今回は第一回目ですので、まずは私が所属する株式会社しずおかオンラインと静岡県内書店とのつながりについて、本の流通方法を踏まえて簡単に紹介させていただきます。
皆様は、実際に発行された本がどのような経路で読者のもとへ届いているかご存知ですか。
出版社から発行された本を直接書店に持ち込んでも、店頭で取り扱っていただくのは至難の業です。
というのも出版社は全国に4,000社以上、年間の新規発行物の数においてはその20倍の約8万点もあり、一つの書店がこの全てに対応するのは現実的に不可能だからです。
そこで登場するのが、本の問屋「取次会社」です。
書店では、大手取次会社と契約することによってそこからさまざまな出版社の本が流れ、随時新刊や売れ行き好調本が棚に並ぶような方法がとられています。
それでも、「静岡県内地区限定販売のため、大手取次会社を通しづらい本」や「大手取次の流通方法では販売が難しい本」があります。
そういった本、出版社と静岡県内の書店・コンビニエンスの間に入って販売のお手伝いをさせていただいているのが、しずおかオンライン出版制作部の流通ユニットです。
しずおかオンライン出版制作部では、静岡県内の書店・コンビニエンス等、約1,500店の販売店と出版社を結ぶ架け橋的な役割を担っております。
本の納品や返品をはじめ、追加、販売場所確保、販促物設置、情報収集といった書店営業も日々の書店巡回のなかで実施しております。
書店をはじめとする販売店様には本当に良くしていただき、長年のお付き合いもあり、静岡県内で本を販売するなら「しずおかオンライン」と言われるまでになりました。
そこで、このコラムでは読者と販売店様への感謝を込め、お付き合いのなかで得られた本の面白さ、書店内をあるく面白さを、その背景も交え、大切な情報として紹介していきます。
その月のお勧めの一冊、書店員お勧めの一冊等々、今気になる一冊も合わせて紹介します。
県内の本を出版、流通させる会社の視点から見た書店、本の情報として、次回以降の更新も楽しみになさってください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
皆様とのお付き合いのなかで、素晴らしいい一冊に出会い、創ることができれば幸いです。
(矢部 祐規)
このコラムでは、毎月一つの書店に絞って「静岡県内における本の今」を書店員の声を元に紹介していきます。
さまざまな視点で書店を紹介することにより、皆様の書店ライフ、本との付き合い方を今より少しでも豊かにするお手伝いができればと考えております。
と言いながら、今回は第一回目ですので、まずは私が所属する株式会社しずおかオンラインと静岡県内書店とのつながりについて、本の流通方法を踏まえて簡単に紹介させていただきます。
皆様は、実際に発行された本がどのような経路で読者のもとへ届いているかご存知ですか。
出版社から発行された本を直接書店に持ち込んでも、店頭で取り扱っていただくのは至難の業です。
というのも出版社は全国に4,000社以上、年間の新規発行物の数においてはその20倍の約8万点もあり、一つの書店がこの全てに対応するのは現実的に不可能だからです。
そこで登場するのが、本の問屋「取次会社」です。
書店では、大手取次会社と契約することによってそこからさまざまな出版社の本が流れ、随時新刊や売れ行き好調本が棚に並ぶような方法がとられています。
それでも、「静岡県内地区限定販売のため、大手取次会社を通しづらい本」や「大手取次の流通方法では販売が難しい本」があります。
そういった本、出版社と静岡県内の書店・コンビニエンスの間に入って販売のお手伝いをさせていただいているのが、しずおかオンライン出版制作部の流通ユニットです。
しずおかオンライン出版制作部では、静岡県内の書店・コンビニエンス等、約1,500店の販売店と出版社を結ぶ架け橋的な役割を担っております。
本の納品や返品をはじめ、追加、販売場所確保、販促物設置、情報収集といった書店営業も日々の書店巡回のなかで実施しております。
書店をはじめとする販売店様には本当に良くしていただき、長年のお付き合いもあり、静岡県内で本を販売するなら「しずおかオンライン」と言われるまでになりました。
そこで、このコラムでは読者と販売店様への感謝を込め、お付き合いのなかで得られた本の面白さ、書店内をあるく面白さを、その背景も交え、大切な情報として紹介していきます。
その月のお勧めの一冊、書店員お勧めの一冊等々、今気になる一冊も合わせて紹介します。
県内の本を出版、流通させる会社の視点から見た書店、本の情報として、次回以降の更新も楽しみになさってください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
皆様とのお付き合いのなかで、素晴らしいい一冊に出会い、創ることができれば幸いです。
(矢部 祐規)
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Posted by eしずおかコラム at 12:00