2013年05月06日
第9回 大震災で、死の淵を見た男
2011年3月11日に発生した東日本大震災から2年と2ヶ月が経ちました。
この震災がもたらした原発事故の影響は、現在でも続いており、いつ終息を迎えるのか予測もつかない状況にあります。
静岡の一部書店においても、先月、先々月と、被災地に拠点を置く出版社の編集者たちを中心に、今読むべき震災関連の本をセレクトしたコーナーが展開されました。
今回紹介させていただく本は、そうした震災関連本の中でも注目を浴びた、ノンフィクション『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』 著/門田隆将です。
2011年3月、暴走する原子炉。現場の人間は、まさに「死の淵」に立ちました。
それは同時に日本の「死の淵」でもあります。
使命感と守るべきものを守りたい一心で、暗闇の中、放射能に汚染された死の現場に向かう男たち。
極限の状況に表れる人間の弱さと強さ、執念が呼び込む奇跡、現場の先頭に立った男とそれを支える人たちの苦悩。
暴走する原子炉を前に、人はどう行動し、何を思ったのか。
吉田昌郎、管直人、自衛隊、地元の人々など、90名以上が語った驚愕の真実が一冊に綴られています。
震災の怖さはもとより、ギリギリの状況で見える人間の逞しさ、情熱、本物のリーダーのあり方、とこの本は色々な意味で考えさせられる一冊です。

『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』
著/門田隆将
PHP研究所
2012年11月発行
この震災がもたらした原発事故の影響は、現在でも続いており、いつ終息を迎えるのか予測もつかない状況にあります。
静岡の一部書店においても、先月、先々月と、被災地に拠点を置く出版社の編集者たちを中心に、今読むべき震災関連の本をセレクトしたコーナーが展開されました。
今回紹介させていただく本は、そうした震災関連本の中でも注目を浴びた、ノンフィクション『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』 著/門田隆将です。
2011年3月、暴走する原子炉。現場の人間は、まさに「死の淵」に立ちました。
それは同時に日本の「死の淵」でもあります。
使命感と守るべきものを守りたい一心で、暗闇の中、放射能に汚染された死の現場に向かう男たち。
極限の状況に表れる人間の弱さと強さ、執念が呼び込む奇跡、現場の先頭に立った男とそれを支える人たちの苦悩。
暴走する原子炉を前に、人はどう行動し、何を思ったのか。
吉田昌郎、管直人、自衛隊、地元の人々など、90名以上が語った驚愕の真実が一冊に綴られています。
震災の怖さはもとより、ギリギリの状況で見える人間の逞しさ、情熱、本物のリーダーのあり方、とこの本は色々な意味で考えさせられる一冊です。

『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』
著/門田隆将
PHP研究所
2012年11月発行
Posted by eしずおかコラム at 12:00