2014年06月25日
第21回 書店員おすすめ、サッカーが好きになる小説

4年に一度のお祭り「FIFAワールドカップ」、楽しすぎますね。書店員さんとの話題もつきません。日本代表も惜しかったですね。感動と興奮の日々をありがとうございます。「サッカー王国」静岡の住人として、死ぬ気で応援させていただきました。
ところで、静岡がサッカー王国と言われる所以を皆さんはご存知でしょうか。僕もなんとなくしか知りませんでしたが、先日サッカー好きの書店員さんに詳しく教えていただきました。
静岡には90年近くにおよぶサッカーの歴史があり、これまでに日本代表選手をはじめ、Jリーグ選手など数多くの優秀なプレーヤーを輩出しています。
大正13年、現在の「藤枝東高校」の前身である「志太中学校」の初代校長「錦織校長」が野球全盛期の当時に日本の学校ではじめて校技としてサッカーを選択。以降、昭和6年の全国大会初優勝、昭和32年の静岡国体優勝、昭和38年、39年の全国選手権連覇、そして昭和41年の高校3冠(国体、総体、全国選手権)と全盛期を迎え、日本サッカー発祥の地といわれる存在になったのだそうです。
さらに、昭和31年には旧清水市において全国で初のサッカースポーツ少年団が結成され、昭和42年には小学生リーグのスタートと共に、清水エスパルスの前身である清水選抜チームが結成されています。サッカーとお茶と富士山は静岡の誇りです。
ということで、サッカーがもっと好きになる小説を書店員さんに教えていただきました。日本代表は敗退しましたが、このあともワールドカップをもっと面白く見ることができるよう、ここで紹介いたします。
この小説はNHKでもアニメ化された話題作ですので、知っている方もいるかと思います。
元Jリーガーのコーチを中心に少年たちの友情とサッカーのダイナミックさを鮮やかに描ききった新感覚の青春小説。子供たちは、体の成長のことや技術のこと、親のことなど様々な悩みをもっています。サッカーを通して、その悩みを解決し、精一杯頑張ろうとするその姿には引き込まれます。
ここまで読みやすく、躍動感のある表現方法をつかい、読む人の心を引き付ける本にはなかなか出会えません。読み物としての価値も高いので、サッカー好きでなくとも文章に興味のある人に是非読んでいただきたい一冊です。僕はこの本でサッカーをさらに好きになりました。
さて、ワールドカップ後の静岡をもっと楽しむ本として、6月中旬から7月上旬にかけて発行される静岡県内のガイド本も2誌紹介させていただきます。
静岡から行く日帰りの旅をテーマに地元出版社が薦めるグルメスポット、遊びスポット、体験スポットを数多く紹介。この夏に食べたいかき氷の特集も必見。週末のドライブに大活躍間違いなしの一冊です。
「浜松デート本」(2014/6/30、株式会社アプライズ)
浜松市を中心に静岡県西部のデートスポットを紹介した本。圧倒的な情報量に加え、本代の元がとれてしまうお得なクーポンが多数付いている、西部地区にお住まいの方にお勧めのガイド本です。
Posted by eしずおかコラム at 12:11